幅広い現場で使われるアップダウン式配線ダクト

電子レンジからホットプレートなど、今では一般的な家庭でも20個以上の家電製品が備わる時代となりました。そのすべてが日用必需品であるため、常にコンセントに電源ケーブルを差し込んでいるという方も少なくないでしょう。この場合は、床にケーブルが散乱しているので足を引っ掛けないように気を付けないといけません。昨今ではさまざまな現場に見合った配線ダクトが用意されており、効率良く電気製品を扱えるようになりました。

そのなかのひとつが「アップダウン式」というものです。このダクトが備わっている現場は生産工場となっており、施設内に備わっているベルトコンベアーに備わる形で天井から垂れ下がったものです。アップダウン式とはその名前の通り、上下に駆動させられる配線ダクトにことを指します。日本で1980年代に開発され、今では世界各地の工場で導入されるものになりました。

配線ダクトは基本、天井や床の内部に埋め込むものです。この状態だと電気製品の駆動範囲が限られてしまうため、仕事をし難いという問題も発生しました。そこで考え出されたのがアップダウン式であり、電気ドライバーや工具類を活用しやすくなったというわけです。昨今では医療現場でも積極的にアップダウン式が導入されるようになりました。

医療機器も患者のベッドなどに移動させないといけないので、柔軟な範囲をカバーする必要があるでしょう。この配線ダクトは今後も広い現場で使われて行きます。

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