建設現場で活躍するランページタイプの結束バンド

結束バンドというと、電気工事現場で配線を束ねるのに使用されている部品です。1960年に国内の会社が開発販売したもので、今では世界各国でも使用されるに至りました。このアイテムの特徴は、バンドの裏面に備わっているトラッキングという凹凸が噛み合うことで、一度締めたら決して緩まないという点です。この特性は多方面から注目されるに至り、今では農業・漁業・医療現場でも利用されているほどです。

建設現場でも同じであり、この現場でしか使用されていない「ランページタイプ」の結束バンドというものもあります。このランページタイプの概要を簡単に見ると、ステンレス素材で全体を形作っていて錆びないという性質があります。一般的な結束バンドは2cmから5cm程度の細いものですが、ランページタイプは約10cmから20cmと非常に太いバンドで構成されているものです。おもな使用方法は、足場の設置・建材の固定で用いられています。

ランページタイプは1本で約100kgの荷重に対応しているため、今ではソーラーパネルの固定にも採用されているほどです。結束バンドに分類されていますが、建設現場ならではの使い方を可能にしている新たらしい製品ともいえるでしょう。量販店では販売されていませんが、ネット通販サイトでは1本980円前後で買い求めることが可能です。バンドを固定する時はボルトが必要になるので、必ず専用工具を用いて取り付けるのが特徴です。

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