100mm以上の結束バンドを使用する現場について

結束バンドでもっとも需要があるのが、20mm以下のポリ塩化ビニール製です。これは結束バンドの王道ともいえるものであり、本来の目的である電気配線を束ねることのほか、園芸ネットの固定・家庭用品のフックとしても使用することが可能です。今では100円ショップでも買い求められるアイテムで、我々の暮らしの日用品と見てとれることでしょう。ホームセンターやネット通販サイトを見ると、100mm以上以上の太い結束バンドも販売されていることがわかります。

これらは一般家庭向けではなく、工事現場等で活用されるものです。そのため、バンドの素材に着目するとナイロン・ステンレス・真鍮製となっていることがわかります。1980年以降、建設現場向けの結束バンドが開発生産なされるようになりました。代表的なものだと「ランページタイプ」「タイラントロック」の2種類です。

どちらも100mm以上の大きなバンドを有しており、ステンレス製です。おもに足場の固定や建材の結束に使用されており、バンド1本で100kgまで耐えられます。この結束バンドの特徴はボルトでバンドを締めつけるので、簡単には結束が緩むことはありません。たとえば建設現場の足場であれば、何十人ものスタッフが同時に使用するので簡単に取り外せるようでは安全性を保てないことでしょう。

建材でも同様であり、クレーン車を用いて高所に鉄骨類を運び上げるのにも結束力が高いものが望まれるというわけです。

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